【モータいろは】ユニテックの型式名について

モータ型式ってどうやって決めてるの?

モータメーカーそれぞれいろいろなモータの型式名があります。
自社名の頭文字を取ったり、モータ種類を取ったり、メーカー独自だったり、命名法則は色々ですが、
DCモータの場合、一部分ではありますが似たような命名法則で表しているため、類似品や
サイズ比較を行うときに便利なので覚えておくと良いかもしれません。

ユニテックの命名法則は?

DCモータの場合

・DTM(E)ー(G,B)5260

DT→メーカー名※現在社名はユニテックですが、創業時は『大東製作所』だったので頭文字を取り、DT
M→モータ種類の標記 MはDCブラシ付きモータを表します
E→エンコーダー付きの場合この標記が追加されます。
G→減速機(ギア)付きの場合この標記が追加されます。
B→ブレーキ付きの場合この標記が追加されます。

それ以外に、「DTBL-〇〇〇〇」の場合は、
BL→DCブラシレスモータを表します。

変わり種として、「DTMWE-B〇〇〇〇」の場合は、
DTMまでは今までと同じですが、「W」は「WHEEL」の頭文字をとって車輪付きモータとなります。

52→モータモデル名。この場合52モデルとなります。
ユニテックの場合、この数字はローター径となります。他社ではモータ外径を指す場合もあります。
60→モータクラス名。この場合は、52モデルの60クラスとなります。
ユニテックの場合、この数字はロータ長となります。他社ではモータ長を指す場合や独自の割り振りだったりします。

※印の部分は、製造モデル名が入りますが、評価・試作の場合は「X」ナンバーが振られます。
(重複しないようにX1とかX2とかになります。なお、同時期に試作をしていない場合はXだけの場合。最近は番号が尽きているため、あらたに管理用にUT番号を型式の後ろに付与している場合もあります)

それ以外にユーザー様が廃番若しくは長期発注されない場合を除き長年製造する場合が多く(10年や20年以上製造している機種もあります)内部部品の変更等によりリビジョン変更が発生し、末尾にアルファベットや数字が追加されていく場合があります。